十年ごとぐらいに、公教育の学習内容を定めた、学習指導要領が改定されてきたのですが、今回ほど内容が大きく変化する回はないと考えます。
教科としては、道徳が特別の教科として認められ、さらに外国語科も新設されます。
これらは、生活科や総合的な学習の時間を設定したときと比べると、大変大きな変化です。
第二外国語を初等教育からスタートさせるわけです。
また、近年情報化や機械化が進む中で、人間としての善悪や心をテーマにした道徳を重点として取り上げるところが大変大きなポイントです。
主要教科でも漢字の配当が変わったり、学ぶ学年が代わったりすることはありますが、これは大きなことではありません。
英語は、自分で塾や会話教室に通う子どもは、昔からいましたが、全員が英語に触れるということです。
グローバルな時代では、必要不可欠な会話の能力というところでしょうか。
道徳も単に読み物で心情を読み取るのではなく、そこに自分の身を置いたときの考えや行動を問うのです。
大変意義深い大きな変化と言えます。